HODGE'S PARROT

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2007-03-08から1日間の記事一覧

ダルムシュタットの音価と強度のモードのポリティックス

現代音楽についてウェブでちょっと調べようとすると、多分ウィキペディアの『ダルムシュタット夏季現代音楽講習会』の解説に出くわすと思う。 だが、ここを見て──書いてある内容は別にして──不思議に思ったことはないだろうか。 そう。「他の言語」のところ…

Dilution of shareholder、Derrida S.A. の資本

先日、「天神茄子:フランス語の砂漠」さんのところで「デリダの遺稿はどこへ?」という記事を読んで、ジャック・デリダの「遺産」をめぐって訴訟騒ぎが起きていたことを知った。いかにもデリダらしからぬ/デリダらしい transaction ではないか、と検索して…

オレ様の政治的文書

イギリス人が「Jacues Derrida」を声に出して読むと「ジャック・ドゥリーダ」のように聴こえる。スクリッティ・ポリッティ/SCRITTI POLITTI のアルバム『Songs to Remember』の中の≪Jacques Derrida≫というナンバーにて。ソングス・トゥ・リメンバーアーテ…

ヘンツェ≪ナターシャ・ウンゲホイエルの家へのけわしい道のり≫

ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(Hans Werner Henze、1926年生まれ)の≪ナターシャ・ウンゲホイエルの家へのけわしい道のり≫ は、実に興味深い作品である。いろいろな意味で「問題作」であるこの楽曲のCDは、先頃タワーレコードから国内盤として復刻した。…